席次表マナー
肩書は…?敬称は…?お席の配置は…? 席次表ってなんだか大変そう…。
確かにペーパーアイテムの中では注意すべき点の多いアイテムかもしれません。
ひとつには、ご披露宴間際に作成することとなるため慌ただしさも加わって余計に大変さを感じるのかもしれませんが…。
ただ基本マナーをしっかり押さえて早めに取り掛かればそんなに心配することはありませんよ♪
徐々に戻ってくる出欠の返信をもとに、『この方とこの方は同世代で話もあいそうだから隣同士で…』『この方は先日の人事で昇進されたから肩書をもう一度聞いとかないと…』などなど確認したりイメージを膨らませたりと。繰り返しになりますが、とにかくできることから早めに!これが一番なんです。
もちろん席次表はお席の確認のためという役割もあるのですが、受付で手にするアイテムということもあり、今まさに幕が上がろうとしているおふたりの披露宴に華を添える重要なアイテムでもあるんですね。
カバーデザインからもおふたりらしさを感じていただけますし、“プロフィール”や“ふたりの歩み”を裏面に印刷するなどアレンジ次第ではおふたりの心遣いを感じる素敵な演出にも使えますよ♪
おふたりにとってもゲストの皆様にとっても特別な1日!
しっかりと基本マナーを押さえておふたりらしさを感じてもらえれば感動のシーンに彩を添えるアイテムになること間違いなし!
素敵な席次表で皆様に楽しいひと時を過ごしていただきましょう♪
もし席次表だけは業者さんにお願いしようかな…。披露宴直前の慌ただしさの中、ふたりで作るのはちょっと大変かも…。そんなおふたりには1点だけ押さえておいていただきたいのがスケジュール。
披露宴当日にご準備される【席次表】はぎりぎりまで配席に悩まれることも想定され、印刷OKのタイミングが非常に難しい…。確認のご連絡が遅れればそれだけ印刷がずれ込むことになってしまいます。台風や大雪などの天候不順による影響、また大型連休などの時期は交通渋滞による配達遅延なども心配になるときがあります。間に合わなかった…では大変ですので事前にしっかりとスケジュール確認はしておきましょう。
1 新郎様側 新婦様側
メインテーブル(高砂)向かって左に新郎様、右に新婦様となります。新郎様・新婦様に関しましては、姓は入れず、敬称も外します。ご媒酌人様がいらっしゃる場合、おふたりを挟むように新郎様隣にご媒酌人様、新婦様隣にご媒酌令夫人となります。ご来賓はメインテーブル(高砂)に向かって新郎様に近い左側が新郎様ご来賓、新婦様に近い右側が新婦様ご来賓となります。
2 宴席名
「〇〇家〇〇家 結婚披露宴御席表」などといった宴席名を表示するのが一般的です。表示位置に決まりはありませんが左上に表示することが多いようです。カジュアルなスタイルであれば「○○&○○ 結婚披露パーティー」「○○&○○ Wedding Reception」などおふたりのアレンジによる表示でもよいでしょう。
5 テーブル順・お席順
メインテーブル(高砂)に最も近い1番テーブルが上座となり、2・3・4番テーブルの順に続いていきます。一番離れた最後列5番テーブル末席外側に両親が座ります(くし型の場合2番テーブル末席外側)。一般的には主賓(ご祝辞を賜る方、勤務先の役員、恩師など)→目上の方(勤務先の上司など)→勤務先の先輩・学生時代の先輩→同僚・友人→親戚→家族→両親の順となります。
ちらし型・くし型それぞれ基本となるテーブル内のお席順を①〜順番に表示しております。これも新郎様・新婦様に近いお席が上座となりますが、厳密に配席してしまうと面識のない方が隣同士に座ってしまい会話がはずまないといったことにもなりかねません。和やかで楽しいひと時をお過ごしいただくことを考え、お知り合いであるか?同世代であるか?などを考慮し席順を決めるとよいでしょう。主賓である恩師においては、教え子にあたる友人と同じテーブルに配席され思い出話に花を咲かせられたといったケースもお聞きします。その様な配席をお考えの場合は予めお伝えしておくとよいでしょう。
またゲストの中には妊娠中の方や小さなお子様連れの方もいらっしゃることと思います。中座することも考えられますので出入口に近いお席にするとよいかもしれません。同じく遅れることが事前にわかっているゲストの方なども目立たないお席がよいでしょう。
なお地域の風習や会場様の見解により対応が異なる場合がございます。例えば新郎様・新婦様に対し背中向きとなってしまう①席より②席が上座とする。くし型のテーブルの場合、1番テーブル後方席(例 ⑨〜)より2番テーブル前方席(例 ⑮〜)が上座と捉える。といった見解もあるようです。席次表の作成は会場様にご確認されながら進めるようにしましょう。
肩書並びに敬称
媒酌人・媒酌人の奥様
媒酌人…御媒酌人
媒酌人の奥様…御媒酌令夫人
敬称…「様」
主賓・目上の方
○○○株式会社 代表取締役 △△△△様
株式会社○○○○ 取締役営業本部長 △△△△様 など
企業名・部署名・役職名は正確に表示しましょう。特に移動・昇格の時期は注意が必要です。手元にある名刺だけでなく最新の情報で確認しましょう。なお本来は株式会社〇〇〇〇・△△△有限会社と正式名を表示するのが基本ですが、席次表では文字が小さくなり読みにくい…といったケースなどから、㈱〇〇〇〇・△△△㈲といった省略表示も使用される場合がございます。省略表示にされる際は全ての方の肩書を同様の表示で統一されるとバランスがよいでしょう。
また複数の肩書をお持ちの方の場合、最も位の高いとされる肩書、又は新郎様・新婦様と最も近い関係の肩書を表示するのが一般的です。スペースがあれば複数の肩書を並べて表示してもよいでしょう。
敬称…「様」
恩師
新郎(新婦)恩師 新郎(新婦)高校恩師
恩師が現役の場合…新郎(新婦)恩師 ○○県立○○高等学校校長
など 現職の肩書きも合わせて表記するとよいでしょう。
現在ご指導いただいている方…○○流 師範 など
敬称…「様」 医師・恩師の場合「先生」とする場合もあります
お世話になった方
新郎(新婦)恩人
敬称…「様」
主賓・目上の方のご家族
主賓・目上の方の奥様…〇〇〇〇様令夫人
主賓・目上の方のご主人…〇〇〇〇様御主人
主賓・目上の方の息子様…〇〇〇〇様御令息
主賓・目上の方の娘様…〇〇〇〇様御令嬢
主賓・目上の方のお父様…〇〇〇〇様御尊父
主賓・目上の方のお母様…〇〇〇〇様御母堂
敬称…「様」 御令息・御令嬢が小学生以下の場合「くん・ちゃん」
会社(職場)関係
株式会社○○○○ 総務部経理課課長 △△△△様
○○○株式会社 □□□営業部 △△△△様
新郎(新婦)会社先輩 新郎(新婦)職場同僚 など
企業名・部署名を表示します。役職がある方は役職名も表示します。あるいは会社の先輩・同僚などの場合「新郎会社先輩」「新郎会社同僚」でもよいでしょう。なお勤務先が役所などの場合は「 “職場”先輩」で表示するとよいでしょう。
敬称…「様」
その他仕事関係
新郎新婦が以前勤務していた会社の上司…現在の会社・役職名又は新郎(新婦)元会社上司
来賓の方が退職され現在新郎新婦と異なる職場の場合…現在の会社・役職名又は新郎(新婦)会社元上司
敬称…「様」
友人
新郎(新婦)友人
新郎(新婦)中学友人
新郎(新婦)高校野球部友人 など
敬称…「様」
友人の配偶者・子供
○○○○様令夫人(御主人) あるいは 新郎(新婦)友人
○○○○様御令息(御令嬢) または ○○○○様お子様
家族ぐるみでお付き合いがあるなど配偶者の方との面識の有無やご関係により肩書表示を決められるとよいでしょう。
敬称…「様」 御令息・御令嬢が小学生以下の場合「くん・ちゃん」
近所の方
新郎(新婦)知人
新郎(新婦)父母友人 など
敬称…「様」
その他
関係性の表示が難しく該当する肩書きが無い場合…新郎(新婦)来賓と表示してもよいでしょう。
敬称…「様」
親族相関図
新郎・新婦
姓を外し名前のみ表示
敬称… 外します
父母
新郎(新婦)父・母
敬称…外します
兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者
新郎(新婦)兄 兄の配偶者…新郎(新婦)義姉
新郎(新婦)弟 弟の配偶者…新郎(新婦)義妹
新郎(新婦)姉 姉の配偶者…新郎(新婦)義兄
新郎(新婦)妹 妹の配偶者…新郎(新婦)義弟
敬称…既婚の場合は「様」を付け、未婚の場合は「様」を外します
「披露宴は両家が取り仕切りゲストの皆様をもてなす」との考えから家族には敬称を付けないとされています。しかし「家族の範囲」には明確な定義がなく見解が分かれます。兄弟姉妹のうち既婚の場合は別世帯を構えたとの解釈から「様」を付けるとされております。
しかし一方既婚であっても同居・同姓の場合は「様」を外す(配偶者も身内ととらえ同様に外す)、同居であっても姓が変わった姉妹などは他家へ嫁いだとのことから「様」を付けるとの見解もあります。その他新郎・新婦・父・母のみ敬称を外し既婚未婚問わず兄弟姉妹には「様」を付けるケースなど様々な見解があり地域の風習や会場様の見解によっても異なるようですのでご確認の上すすめましょう。
兄弟姉妹のお子様
甥(男の子)・姪(女の子)
敬称…「様」 小学生以下の場合「くん・ちゃん」
父母の兄弟姉妹
父母の兄…新郎(新婦)伯父 その配偶者…伯母(年齢に関係なく)
父母の弟…新郎(新婦)叔父 その配偶者…叔母(年齢に関係なく)
父母の姉…新郎(新婦)伯母 その配偶者…伯父(年齢に関係なく)
父母の妹…新郎(新婦)叔母 その配偶者…叔父(年齢に関係なく)
敬称…「様」
新郎新婦のいとこ
新郎・新婦より年上(男)…新郎(新婦)従兄 その配偶者…従姉(年齢に関係なく)
新郎・新婦より年下(男)…新郎(新婦)従弟 その配偶者…従妹(年齢に関係なく)
新郎・新婦より年上(女)…新郎(新婦)従姉 その配偶者…従兄(年齢に関係なく)
新郎・新婦より年下(女)…新郎(新婦)従妹 その配偶者…従弟(年齢に関係なく)
敬称…「様」
いとこの子供
男の子…新郎(新婦)従甥 (じゅうせい)
女の子…新郎(新婦)従姪 (じゅうてつ)
または 新郎(新婦)従兄お子様 など
敬称…「様」 小学生以下の場合「くん・ちゃん」
祖父母
新郎(新婦)祖父・祖母
敬称…同居で同姓の祖父母は外します
同居・別居、同姓・別姓に関わらず敬称を付けるといった見解もあります。この点に関しましても兄弟姉妹の敬称同様、地域の風習・会場様の見解によっても異なるようですのでご確認の上すすめましょう。
その他
新郎(新婦)親戚
敬称…「様」
● 招待状・席次表・席札 |
● ウェルカムボード・披露宴アイテム |
● 婚約指輪・結婚指輪 |
● ドレス・ブーケ |
● ご両親への贈り物 |
● 引出物・引菓子 |
● 結婚報告はがき・フォトブック |
● 新居家具・インテリア |
● マタニティ・授乳服 |
● ベビーアイテム |
● その他 |